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  1. 夫へ 30代 東京都 第9回 入賞

    ふたりで一緒に。

     もうすぐあなたの四十九日。でもまだあなたが側にいないことが信じられなくて、毎日あなたの写真に話しかけては泣いていま…

  2. 父へ 60代 東京都 第9回 入賞

    とてもとても、とても幸せでした

     今から十七年前、七十一歳で父は亡くなりました。咽頭(いんとう)ガンでした。入院して二週間ぐらいで亡くなりました。翌々…

  3. 妻へ 50代 東京都 第9回 銀賞

    今日もパタパタ

     あれから四年……君は一人に慣れたかい?僕はいまだに淋しくて、ポストをのぞきこむ毎日だよ。ひょっとしたら、君からの手紙が…

  4. 父へ 50代 東京都 第8回 入賞

    お父ちゃんの優しさ

     お父ちゃんの一周忌を無事に終えてホッとしている所です。亡くなる数日前から痛みに苦しんで辛そうな顔ばかりの姿しか見て…

  5. 祖父へ 30代 東京都 第8回 佳作

    ごめんね、おじいちゃん

     おじいちゃん、天国での暮らしはどうですか? 元気でやってますか?おじいちゃんが癌で逝ってしまってから、ちょうど二十年に…

  6. 祖父へ 20代 東京都 第8回 佳作

    おじいちゃんのスーツ

     私のおじいちゃんは、いつも笑えるくらいみすぼらしい服装をしていた。決して、生活に困っていた訳じゃないのに。自宅で中…

  7. 母へ 60代 東京都 第7回 入賞

    最後の発見

     お母さん、九十六歳の永遠の旅支度を兄弟姉妹で整えた日の嬉しい驚きを私は忘れることができません。お母さんが亡くなった…

  8. 父へ 40代 東京都 第6回 入賞

    不器用なお父さんへ、不器用な娘からの手紙

     お父さん、久々に思い出話をするね。正直、私とお父さんは仲の良い親子ではなかったよね。たまに帰省して顔を合わせれば些…

  9. 父へ 50代 東京都 第6回 入賞

    親父へ

     親父へ。もうすぐ親父が逝ってから二年になるけれど家族の太陽だったはずの親父の笑顔が俺にはどうしても思い出せないんだ…

  10. 祖母へ 60代 東京都 第6回 佳作

    ちよばあちゃん

     どれ程時が経とうとばあちゃんの皺(しわ)だらけの手の温もりは忘れないよ。ちよばあちゃん本当にありがとう。昭和三十年代…

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