第6回
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私のお父さん
お父さん。最近やっとお父さんと、心の中で呼べるようになりました。お父さんと暮らした記憶があまりなかったし、お父さん…
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一緒に泣いて、一緒に笑って
バッチャンが逝ってから十年経ちました。忙しい両親に代わって私の面倒を見てくれてとても感謝しています。生きているとき…
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世界一大切なあなたへ
たった一度の人生で優しいあなたと巡り会えた事、本当に奇跡だったんだね。結婚当初は、共同トイレ・洗面所でお風呂もなく…
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コロッケは、おかんの味だよ
あなたが旅立った日、札幌に初雪が降りました。あなたは、まだ51歳――人生の半ばで愛する家族を残し、雪の精になりました。…
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ちよばあちゃん
どれ程時が経とうとばあちゃんの皺(しわ)だらけの手の温もりは忘れないよ。ちよばあちゃん本当にありがとう。昭和三十年代…
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もう一度会いたいよ
大好きなおばあちゃん、今頃天国でおじいちゃんと仲良くしてるかな?三十三歳でおじいちゃんを亡くしてから女手一つでお母…
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適当なあなたへ
あなたが逝った後、息子夫婦が同居しようって言ってきて、ちょっと考えたけど、どうせ一度の人生だからと思い切って、あの子…
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まっさんへ
あなたは、私を、そしてあなたの子供ではない三人の子供達を、見返りのない愛情で、ずっと支え続けてくれました。私が、生…
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天国の井上君へ
今頃、天国では走り回っていますか?野球が好きだった君は、訓練の風船バレーに燃えていたよね。動かなくなってゆく手足の…
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天国の母さんへ
母さん、あなたは白寿を迎えたばかりの2010年の春、桜の花に見送られながら天国へ旅だちました。その数ヶ月前、星野温泉で…