第6回
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不器用なお父さんへ、不器用な娘からの手紙
お父さん、久々に思い出話をするね。正直、私とお父さんは仲の良い親子ではなかったよね。たまに帰省して顔を合わせれば些…
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ありがとう お父(どう)
私が小学生だった昭和三十年代。雪国の秋田では、農閑期になると出稼ぎが盛んでした。いつだったか、母から「明日からお父…
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ありがとう。おとうさん
「おとうさん。この頃よくあなたの夢をみます」一度も“ありがとう”っていえなかったことを長い間後悔し続けているからだと…
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ぼく、結婚したよ!
ばあちゃん、長いこと待たせたね。ぼく、やっと結婚したよ。30代半ばを過ぎても結婚しない初孫のぼくに、「早くお嫁さんを…
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真(まこと)の愛
おじいちゃんが天国に旅立ったのは、わたしが中学一年のときでした。あれから、半世紀以上が過ぎ、わたしも古希(こき)を迎…
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父への手紙
病床の父さんは目覚めると、「エリコの家まで行こうとしたけど、道が分からなくなった。今度連れてってくれやあ」と、いつ…
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母の置き土産
私の子供の頃、育ち盛り食い盛りの五人の兄妹は、母ちゃんの作る料理を楽しみにしていた。けんちん汁、大学芋、オムレツ、…
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自慢のお父さん
お父さんが旅立ってから三ヶ月……少しずつ私達前に進もうとしてるの見てくれてる?それでもやっぱり癌が憎いよ。あんなに突…
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親父へ
親父へ。もうすぐ親父が逝ってから二年になるけれど家族の太陽だったはずの親父の笑顔が俺にはどうしても思い出せないんだ…
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お父さん、ごめんなさい。そして、ありがとう
お父さん。今日、何気なく押入れの奥の手箱を開けて、お父さんからの手紙を見つけました。私が二十歳、東京で寮暮らしをして…