第2回
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自慢の娘です。
1歳だったはるちゃんが社会人ですよ。朝ごはんも食べられないくらい緊張の毎日で、愚痴をこぼしながらも満員電車に乗って出…
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父さんが先達
父さん、あん時、ごめんね。十八年間も、寝たきりだったのに、数えるだけしか、傍にいる事出来ず……苦労をするぞ!と反対し…
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大好きなお母さんへ
ねえ、お母さん。二人で過ごした一年九ヶ月を覚えていますか。あなたが最後の入院をした一年九ヶ月の間に、お互いに何回「…
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母を求めて─そして今、心を重ねる
天国のお母さんへ初めて手紙を書きます。私が十二歳、妹が十歳の時に八年間難病の肝疾患を患い、私の小学校卒業を目前にし…
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「してもらえることの嬉しさ」のバトンをつなぐ
私たち家族に余命三ヶ月と告知があり、その通りにあなたが逝ってしまってからもう二〇年も経ちました。 痛み止めの麻酔の…
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母ちゃん、ありがとう
昨日まで、あんなに楽しそうに話していたのに、眠ったまま逝ってしまった母ちゃん。伝えたい事も、してあげたい事も、たく…
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星になったあなたに
お元気ですか。あなたが旅立って十年以上たちました。いろんなことがありました。泣いたり、笑ったり、悲しいこと、楽しい…
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笑いながら逝った母さんへ
母さん、今年も又たくさんの秋茜が、山から里へおりてきて、羽をすりあわせ、夕焼の中で赤く光りながら、地下水脈をもとめ…
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もう一度だけ
じいちゃんに会いたい。じいちゃんのゴワゴワした手を握らせて欲しい。 じいちゃんは、何でも見通していた。幼い頃、お母…
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亡き父へ
「おとう!」あの日から三十八年が過ぎましたね。おとうがいなくなってから私達は、母ちゃんと、おばー(祖母)と弟二人と五…