関東

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  1. 父へ 60代 埼玉県 第6回 入賞

    ありがとう お父(どう)

     私が小学生だった昭和三十年代。雪国の秋田では、農閑期になると出稼ぎが盛んでした。いつだったか、母から「明日からお父…

  2. 父へ 70代 埼玉県 第6回 入賞

    ありがとう。おとうさん

     「おとうさん。この頃よくあなたの夢をみます」一度も“ありがとう”っていえなかったことを長い間後悔し続けているからだと…

  3. 祖母へ 40代 神奈川県 第6回 入賞

    ぼく、結婚したよ!

     ばあちゃん、長いこと待たせたね。ぼく、やっと結婚したよ。30代半ばを過ぎても結婚しない初孫のぼくに、「早くお嫁さんを…

  4. 祖父へ 70代 神奈川県 第6回 入賞

    真(まこと)の愛

     おじいちゃんが天国に旅立ったのは、わたしが中学一年のときでした。あれから、半世紀以上が過ぎ、わたしも古希(こき)を迎…

  5. 父へ 50代 群馬県 第6回 入賞

    父への手紙

     病床の父さんは目覚めると、「エリコの家まで行こうとしたけど、道が分からなくなった。今度連れてってくれやあ」と、いつ…

  6. 母へ 80代 群馬県 第6回 入賞

    母の置き土産

     私の子供の頃、育ち盛り食い盛りの五人の兄妹は、母ちゃんの作る料理を楽しみにしていた。けんちん汁、大学芋、オムレツ、…

  7. 父へ 50代 東京都 第6回 入賞

    親父へ

     親父へ。もうすぐ親父が逝ってから二年になるけれど家族の太陽だったはずの親父の笑顔が俺にはどうしても思い出せないんだ…

  8. 夫へ 60代 埼玉県 第6回 佳作

    世界一大切なあなたへ

     たった一度の人生で優しいあなたと巡り会えた事、本当に奇跡だったんだね。結婚当初は、共同トイレ・洗面所でお風呂もなく…

  9. 祖母へ 60代 東京都 第6回 佳作

    ちよばあちゃん

     どれ程時が経とうとばあちゃんの皺(しわ)だらけの手の温もりは忘れないよ。ちよばあちゃん本当にありがとう。昭和三十年代…

  10. 友人知人へ 50代 神奈川県 第6回 銀賞

    天国の井上君へ

     今頃、天国では走り回っていますか?野球が好きだった君は、訓練の風船バレーに燃えていたよね。動かなくなってゆく手足の…

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