第4回
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「三本の矢」のために
あなた、如何お過ごしですか。私は見ての通り毎日大変です。でも、そんな私を陰からそっとお手伝いしてくださっている事は…
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私のおじいちゃんへ
私は祖父に手紙を送りたい。子供のころ田舎に帰省すると、いつも祖父にべったりだった。作業場で祖父がかばんなどを制作す…
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パパ、大好き! 大好き! ……逢いたいよ!
「この病気を克服したら、残りの人生は恵美子の幸せのためだけに生きる! 絶対勝つ! 恵美子が大好きです」と、パパから届…
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天国からの便り
角張った大きな文字、簡潔な文章。紛れもなく、なつかしいあなたからの便りです。消印は今年7月11日、7年前に亡くなった夫…
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天国の父さんへ
父さんが亡くなって、もう四半世紀が過ぎました。でもいつも襖の向こうに父さんの存在を感じています。私は小学校の時に「…
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君の笑顔
「ねえ、今、何してるの?」と、聞けば、何と答えてくれるかな?「ねえ、幸せだったの?」と、聞けば、どんな言葉が……。突…
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さらっぴん 三姉妹
「一番お父さんを知らないユミ子が一番お父さんによく似ているなんて不思議だね」そう言って、お母さんはよく私の顔を懐か…
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父の墓前で
おやじ、今、六十二歳をやってるよ。体力は落ちてきたけど、まだまだがんばってる。それにしてもこの夏は暑かった。家の周…
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今は亡き母へ
おかあさん、そちらの世界の暮しはいかがですか? あなたが逝ってから十五年たちました。私の夢に一回もあらわれないという…
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父と青森駅
お父さん。青森駅の、たった十数秒の出会いでしたね。東京からの夜行列車が青森駅に着いて、連絡船に乗るために桟橋に向か…