第1回
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お母さんへ
お母さん、父さんとそちらで仲良くやってますか?あなたが逝ったあと、生前あなたに優しくできなかったことを後悔してた父…
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後悔のない嘘
お母さん、お母さんが私の腕の中で息を引きとって四年も経つというのに、どの季節にもお母さんの面影・ぬくもり・香り・語…
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かあちゃん ごめん
かあちゃんが死んでから、もう35年もたったね。子どもがでけへんからって夫の兄夫婦から、生後すぐの赤児のわたしをもろ…
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お父さんへ
お父さん、私は前よりも少し、料理がうまくなったよ。 あの日の事を覚えていますか。私が昼食を作っていた時。「お父さん…
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あなたへ
天国でのんびり暮らしていますか? あなたがいなくなって二十年以上たち高校生だったケンはもう四十歳、立派な中年です。…
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ある夏の奇蹟
天国のあなたが驚かれる程、私は元気に毎日を送っています。突然の脳梗塞。右半身マヒの身となって7年、不自由な生活の中…
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会いたい お母さん、会いたい
お母さん。あなたの声、におい、十年経つ今もまだ覚えています。思い出す回数は減っても、思い出の深さはかわりません。 …
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あなたの宝物
粋で、おしゃれで、ユーモアたっぷり。明治生まれのおばあちゃんは、私の憧れでした。お互いに気が強くて口も悪い。しかも…
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秋ばばへ
秋ばばは、きょ年の秋93才でなくなった私のひいおばあちゃんです。天国にいる秋ばばに、お手紙を書くのははじめてです。…
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何度でもありがとう
何故に突然、こんなにも伝えたい気持ち「ありがとうお父さん」と、その一言を伝える時間も私から奪いさった主人の死。「幸福…