中部
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父の植えた「桜」の木
お父さん。庭にあなたが植えてくれた「桜」の木、やっぱり、さくらんぼでしたよ。ほら、僕も妻も言ったでしょ。「花の終わ…
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校長になりましたよ!
あれは平成16年12月の早朝、確か初雪が降った日でしたね。母さんがトイレで倒れ、救急車で病院に向かった日です。母さんは…
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お母さんへ……
お母さん、お母さんに真子の事見えてますか?お母さんが天国へ旅立ってから10年経ちました。もっともっとお母さんと暮らし…
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君の笑顔
「ねえ、今、何してるの?」と、聞けば、何と答えてくれるかな?「ねえ、幸せだったの?」と、聞けば、どんな言葉が……。突…
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母さんごめんな。約束したのに
母のベッドは、脱け殻だった。手を入れてみた。すっかり冷たくなっていた。同室の二人にあいさつをと思ったが、二人共、空…
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お父さん又ぶら下がって歩いていい?
お父さん、庭の百日紅の花が一枝二枝と咲き始めましたよ。寝ていたあなたに最後に見えていた光景が、この赤い花だったと思…
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天国三丁目の父ちゃんへ
「俺は母親の顔を知らない」幼くして母を亡くした父ちゃんは、人一倍寂しがりやだったね。その言葉も若い頃はそれ程重みは…
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沈丁花(じんちょうげ)
お父さん、あの日のこと覚えていますか。早春の日が静かに暮れようとする頃、あなたはうとうと眠っているように見えました…
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遅かった父への謝罪
父ちゃん、そこからオレが見えますか。オレ、来年は傘寿。父ちゃんの享年を遙かにこえました。丈夫に育ててくれてありがとう…
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ありがとう。夢で会おうね。
「わかった! ありがとう それじゃあ おやすみなさい」 それが姉ちゃんとの最後のメールになっちゃった。私ね、姉ちゃんに…