中部
-
ごめんね、おばあちゃん
おばあちゃんが亡くなって、おばあちゃんのことよく考えた。やさしいやさしいおばあちゃん。私、あやまりたいんだ。おばあ…
-
ロッキーと俺
俺の中には今もロッキーがいる。数学の教師で陸上部の顧問で二十七歳の冬に死んだ。俺が中三の時だ。交通事故だった。あれ…
-
おばちゃんに訊きたかった事
おばちゃんに訊きたかった事が一つある。私が17歳の時、父の再婚相手との不和から、おばちゃんがおじちゃんと一緒になって…
-
絆
「じーちゃんはばーちゃんが嫌い」それが、幼い私が思った祖父の印象でした。すぐに癇癪(かんしゃく)を起こし、煙草を吸い…
-
天国の母ちゃんへ
母ちゃん、天国の父ちゃんのもとに旅立ち9年になりますね。19才で封建的な家に嫁ぎ、思い出の中の母ちゃんは朝5時にかま…
-
五歳のままの妹へ
聡子、お前だけはまだ子どものままの姿でいるのか。父さんは六十九歳で亡くなり、母さんは三年前に亡くなったよ。八十三歳…
-
さつま芋のおかゆ
父さんと母さんを無性に恋しくなり、大空を見上げる時があります。三十七歳で復員して、山形県に入植した父さん。父さんを…
-
お父さん、ごめんなさい。そして、ありがとう
お父さん。今日、何気なく押入れの奥の手箱を開けて、お父さんからの手紙を見つけました。私が二十歳、東京で寮暮らしをして…
-
もう一度会いたいよ
大好きなおばあちゃん、今頃天国でおじいちゃんと仲良くしてるかな?三十三歳でおじいちゃんを亡くしてから女手一つでお母…
-
あなたの夢を引き継いで
あなたが、居なくなって、二回目の秋も、終わりました。突然の余命宣告から二年ですね。結婚以来ずっと一緒に仕事をしてき…