千葉県
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兄さんへ
母さんが逝った夏、兄さんは十八歳、私は三歳だったね。父さんが亡くなったのは、七年後の春。幼いうちに両親を失った私が…
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「三本の矢」のために
あなた、如何お過ごしですか。私は見ての通り毎日大変です。でも、そんな私を陰からそっとお手伝いしてくださっている事は…
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お母さん いつも ありがとう
「もういいよ」それがお母さんへの最後の言葉だったね。「今日はお母さんがお出かけしたから、ばあちゃんに色々言われて大…
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無愛想だった父
毎日元気に隠居生活を楽しんでいた父さんが、急に息を引き取ってからもう十五年になります。強い人だったので、「父さんの…
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大切にされることの「実感」
13年前、僕の娘が生まれた年に、おばあちゃんは亡くなった。僕が大好きだからと、買い物帰りの大荷物を抱えて、わざわざ遠…
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お父さん…
私の知らない世界に行ってしまってから“あっという間に”というにはほど遠かった一年がもうすぐ過ぎようとしています。 入…
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もういくつ寝ると
あなたが亡くなって六年が経ち、私は今年還暦を迎えました。遺影の中のあなたは五十歳のままなのに。そして、今年もまたひと…
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あんこの生きられなかった老後を生きる
あんこへ 餡こが好きだったから、私たち同級生から「あんこ」と呼ばれてたね。亡くなる一ヶ月前、一緒に食べたデパ地下弁当…
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前掛け姿の母さん
あれは、私が小学三年生の授業参観日の時でした。席が後の方だった私に「成績の悪い子供を見に、魚臭い前掛け姿で来てるよ」…
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お母さんへ
あまりにも突然の事で、お母さん、死んでしまった事に気付いてますか? 私達は、ずっと長い夢を見ているようで、まだ受け…