各賞
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お父さん又ぶら下がって歩いていい?
お父さん、庭の百日紅の花が一枝二枝と咲き始めましたよ。寝ていたあなたに最後に見えていた光景が、この赤い花だったと思…
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改めてありがとう
今さらながらだけど、本当の親子になりましたね。あの時、僕は小学六年で弟はまだ二年生。そんな家族の父親に、あなたはな…
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父の決断
父さんが逝って、もう二年になるのですね。この頃ようやく、あの当時を振り返る事が出来るようになりました。思えば、母さ…
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妻への手紙
お前が逝ってからもう十ヶ月を迎えようとしている。逝く時は二人一緒に逝こう、と約束をしていたのに、お前は私を残してあ…
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今までありがとう
その時、おっとうの頭に浮かんだことは何だったろうか……。きっと広と直のことかな。苦しかったよね。悔しいよね。一ヵ月以…
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父さん ありがとう
父は存命なら、今年九十三才である。父は今から六十七年前、二十六才の時に病で亡くなった。私が生まれて六十日目の事だっ…
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とうちゃんへ
とうちゃん、今、どこにいるんですか。美優と姉ちゃん、母ちゃんは、毎日とうちゃんが帰って来るのを、いのっています。と…
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お母さん いつも ありがとう
「もういいよ」それがお母さんへの最後の言葉だったね。「今日はお母さんがお出かけしたから、ばあちゃんに色々言われて大…
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無愛想だった父
毎日元気に隠居生活を楽しんでいた父さんが、急に息を引き取ってからもう十五年になります。強い人だったので、「父さんの…
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五ヶ条の心得
「つたえたい、心の手紙」をテーマとした手紙募集を見た時に私はこの人しかいないと思った。亡き祖母である。とにかく本当…