各賞
-
愛された記憶
おじいちゃんへ。「この子は体が大きいからスポーツをさせたらええ。」病室のベッドから、当時２歳になる私の娘を見て、そ…
-
拝啓 片足の戦士へ
時の流れは早いものですね。お父さんがこの世を去ってから、もう五年の月日が経とうとしています。この手紙が、お父さんに…
-
君にあいたい
もう五年なのか、まだ五年なのか、君との別れから時は流れているようで、あの時五歳だった子供も小学校の高学年になりまし…
-
お米
父が亡くなって今日で３ヶ月。しっかりしなくてはと思いながら毎日を過ごし、でもどこかたよりなく夢遊病のようにふわふわ…
-
じいちゃんへ。ばあちゃんには内緒です。
じいちゃん、久しぶり。実はじいちゃんにこっそり教えていことがあって、手紙を書いています。手紙なんて子供の時以来だね…
-
「指を返して」言ってはいけない言葉
父さん、母さん、私、65歳になりました。1歳半で大火傷をおい、死ぬと言われ、親戚の人が集まったそうですね。この話は姉か…
-
ラブレターの再配達
お義父さん、お義母さんへこちらの季節は、今は梅雨。お義母さんが大好きだった「くちなしの花」が、今を盛りと咲き誇り芳…
-
天国のお母さんへ
私の大好きなお母さん。天国での生活はどうですか。じいちゃん、ばあちゃんと親子水入らずで仲良く暮らしていますか。お母…
-
ひとりじゃない、貴女がいるから大丈夫。
「大丈夫、私は貴女の味方だよ」。その言葉は私の支えになっています。貴女が天国へと旅立って8年が過ぎました。私も今では…
-
古新聞の想い出
私が一歳の時、父は三十四歳の若さで他界。葬儀の時、いつもと異って人の出入りが多いからだろう、私と兄は大喜びで愛嬌を…