銀賞
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抱っこして
兄の子どもたちの母親代わりとなり、家事を引き受けてきたお母さんに起こった異変を知らされ、「ああ、ついに—」と心が震え…
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天国の姉ちゃんへ
会いたい、姉ちゃんに会いたい。なんでそんなに早く逝っちゃうんだよ、そんなのないよ。乳癌が見つかり入院して一ヶ月だよ…
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世界で一番可愛い娘より
私は今、無事に念願の第一志望の大学に入学して、一人暮らしをしてるところだよ。 お母さんは中学までの派手だった私しか…
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父への詫び状
父さんがあの時死んでしまうと予想できたら、どんなに病院の先生に反対されても、きっと家に連れ帰ったのにと悔やんでいま…
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お母さんありがとう
いつもの道を行けば、いつもの景色、いつもの家が、そして、「おかえり」と言ってもらえるような気がしてなりません。三月…
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改めてありがとう
今さらながらだけど、本当の親子になりましたね。あの時、僕は小学六年で弟はまだ二年生。そんな家族の父親に、あなたはな…
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父の決断
父さんが逝って、もう二年になるのですね。この頃ようやく、あの当時を振り返る事が出来るようになりました。思えば、母さ…
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妻への手紙
お前が逝ってからもう十ヶ月を迎えようとしている。逝く時は二人一緒に逝こう、と約束をしていたのに、お前は私を残してあ…
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今までありがとう
その時、おっとうの頭に浮かんだことは何だったろうか……。きっと広と直のことかな。苦しかったよね。悔しいよね。一ヵ月以…
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父さん ありがとう
父は存命なら、今年九十三才である。父は今から六十七年前、二十六才の時に病で亡くなった。私が生まれて六十日目の事だっ…