入賞
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母さんと思い出話がしたくて……
母さん。母さんが大好きだった吾亦紅(われもこう)が今年も居間から見える庭の隅で静かに風に揺れています。きょうは、母さ…
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もう一度 会えたなら
母さんが亡くなってからもう四年が経つのですね。今から思えば辛い選択をせまったものだと、振り返ることがあります。「最…
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おばちゃんに訊きたかった事
おばちゃんに訊きたかった事が一つある。私が17歳の時、父の再婚相手との不和から、おばちゃんがおじちゃんと一緒になって…
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赤いリボン
おじいちゃんの遺品の整理をしていた時、懐かしいものを見つけました。私が幼稚園の卒園記念に作った灰皿です。大切に取っ…
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むすぶ魂
ありがとう。あなたに、いちばんにそのことばを贈りたいです。あなたがここにいなくなった今、私はあの日よりもっと近くに…
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お母さん、ありがとう
私はずーっと、お母さんの実の娘だと思っていましたよ。結婚して二人目の息子が生まれた後に、旧い知人から真実を聞きまし…
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おばあちゃんのきつねうどん
子供の頃、給食がない土曜日を私は心待ちにしていたよ。とっても楽しみにしていたの。何故だって?それはネ、おいしい「お…
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娘として 看護師として
あなたが最後の患者で、私は報われました。それは、あなたが「母」だったからでしょう。高校卒業後、都会にあこがれ看護師…
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ビリじゃなかった
「だめだよみかちゃん、じいちゃんと走りな。ばあちゃんと走ったらビリになっちゃうから」16年経っても、おばあちゃんのこ…
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母ちゃんへ
母ちゃん。62歳にもなって母ちゃんというのも何やけど、母ちゃんには母ちゃんと60年間言ったから、やっぱり母ちゃんやな。…