入賞
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親父へ
親父へ。もうすぐ親父が逝ってから二年になるけれど家族の太陽だったはずの親父の笑顔が俺にはどうしても思い出せないんだ…
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お父さん、ごめんなさい。そして、ありがとう
お父さん。今日、何気なく押入れの奥の手箱を開けて、お父さんからの手紙を見つけました。私が二十歳、東京で寮暮らしをして…
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私のお父さん
お父さん。最近やっとお父さんと、心の中で呼べるようになりました。お父さんと暮らした記憶があまりなかったし、お父さん…
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一緒に泣いて、一緒に笑って
バッチャンが逝ってから十年経ちました。忙しい両親に代わって私の面倒を見てくれてとても感謝しています。生きているとき…
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あなたの夢を引き継いで
あなたが、居なくなって、二回目の秋も、終わりました。突然の余命宣告から二年ですね。結婚以来ずっと一緒に仕事をしてき…
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コロッケが一番のごちそう
田代先生、九月の祭日に、同窓会をやりました。みんな、年をとってしまい、ジジ、ババ同窓会だと言って笑い合いました。男6…
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おじいちゃん、私頑張ってるよ
「真面目に勉強やっとるか」遠く離れた祖父の家に行くと、第一声はいつもこんな感じ。会えば勉強のことばかりの祖父に、次…
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ばあちゃん、おいしいプリンありがとう
「一緒に帰りたいなあ」入院初日。ばあちゃんはそう言ったよね。それから1週間後ばあちゃんがオムツを頑なに拒否している…
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父の植えた「桜」の木
お父さん。庭にあなたが植えてくれた「桜」の木、やっぱり、さくらんぼでしたよ。ほら、僕も妻も言ったでしょ。「花の終わ…
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初めて「おやじ」と呼んだ日
あなたのことを、「おやじ」と呼んだことは一度もなかったですね。幼い時分は、もちろん「お父さん」と呼んでいたけれど、…