80代
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お母さん、ごめんなさいね
お母さん、私を生んで下さったお母さん、あなたの名前は「長野クラさん」というのですね。あなたの娘清子は八十五歳になり…
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ある夏の奇蹟
天国のあなたが驚かれる程、私は元気に毎日を送っています。突然の脳梗塞。右半身マヒの身となって7年、不自由な生活の中…
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兄ちゃんありがとう
兄ちゃんが極楽に行ってもう六十五年になるね。その間俺はずっと心の中に残っている事が有って、兄ちゃんの墓参りをする時…
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あの約束は無しにして
今年も私の好きな秋がめぐって参りました。秋晴れの高い空に浮かぶ雲を見ていると、あなたの声が降ってくるような気がしま…
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—天国の妻へ— 愛の別れ
安らかに、眠れていますか? あなたと永別してより、私はよく眠れません。まだ杖は離せませんが、足の痛みはだいぶよくなり…
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いつも一緒
百歳五か月のお父さんとお別れして、もう二十三年もの年月が過ぎましたね。でも、今だにぼくとお父さんとはいつも一緒に過ご…
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母の手作り弁当
お母ちゃん、そちらの世界も、紅葉が始まりましたか? 我家の前の桜の木の葉も美しい秋の装いになりました。 この季節になる…
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繁兄ちゃん弁当ありがとう
一九五五年(昭和三十年)僕が中学生のときだった。幼いころ両親を亡くしていた僕は、母方の次男であった叔父の家で育てら…
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父の自転車
今から思うと、天国の父に心から有難うと言いたいことが多数あったことに気付きました。これに気づいたのは私自身の子供が…
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無形の財産をありがとう
九十二才で父が逝って二十五年、父がいつも口にしていた言葉「人様を大切にし尽くすことで喜んでもらうこと」父は身を持っ…