60代
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ちよばあちゃん
どれ程時が経とうとばあちゃんの皺(しわ)だらけの手の温もりは忘れないよ。ちよばあちゃん本当にありがとう。昭和三十年代…
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適当なあなたへ
あなたが逝った後、息子夫婦が同居しようって言ってきて、ちょっと考えたけど、どうせ一度の人生だからと思い切って、あの子…
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天国の母さんへ
母さん、あなたは白寿を迎えたばかりの2010年の春、桜の花に見送られながら天国へ旅だちました。その数ヶ月前、星野温泉で…
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あなたの夢を引き継いで
あなたが、居なくなって、二回目の秋も、終わりました。突然の余命宣告から二年ですね。結婚以来ずっと一緒に仕事をしてき…
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校長になりましたよ!
あれは平成16年12月の早朝、確か初雪が降った日でしたね。母さんがトイレで倒れ、救急車で病院に向かった日です。母さんは…
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ありがとう、感謝でいっぱいだ
あまりにも突然の旅立ちだった。二人で談笑しながら夕食をとっている時、突然、椅子から倒れ落ちたお前は、そのまま帰らぬ…
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父への詫び状
父さんがあの時死んでしまうと予想できたら、どんなに病院の先生に反対されても、きっと家に連れ帰ったのにと悔やんでいま…
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天国からの便り
角張った大きな文字、簡潔な文章。紛れもなく、なつかしいあなたからの便りです。消印は今年7月11日、7年前に亡くなった夫…
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父の墓前で
おやじ、今、六十二歳をやってるよ。体力は落ちてきたけど、まだまだがんばってる。それにしてもこの夏は暑かった。家の周…
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父と青森駅
お父さん。青森駅の、たった十数秒の出会いでしたね。東京からの夜行列車が青森駅に着いて、連絡船に乗るために桟橋に向か…