40代
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愛された記憶
おじいちゃんへ。「この子は体が大きいからスポーツをさせたらええ。」病室のベッドから、当時2歳になる私の娘を見て、そ…
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君にあいたい
もう五年なのか、まだ五年なのか、君との別れから時は流れているようで、あの時五歳だった子供も小学校の高学年になりまし…
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お米
父が亡くなって今日で3ヶ月。しっかりしなくてはと思いながら毎日を過ごし、でもどこかたよりなく夢遊病のようにふわふわ…
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お父さんへ
写真の中のあなたは、今にも声を出して笑いそうです。「人の中に入って行け、人に好かれる人になれ」。社会人になったばか…
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最期のLINE(ライン)
私の大事なママ友だったあなたが亡くなる時、大学生の息子さんが何度もラインをくれたの。履歴は今も大切にしてる。天国の…
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ばあちゃんへ
ばあちゃんが亡くなってしまってから、もう三十年近く経ちます。ばあちゃんの居ない世界の中に一人残されるのは、高校生の…
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赤いカーネーション 母へ
今年もまた、あなたの誕生日がきました。カーネーションが好きだった母。記念日には沢山の赤いカーネーションを贈ると、う…
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お揃いの靴
あなたと知り合ったのは就職一年目。幼稚園教諭となり試行錯誤の毎日。慣れない仕事に書類などにも追われ、休日も一緒に仕…
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最後の送り状
おじいちゃん、天国からあなたが届けてくれたスイカはとても甘かったですよ。家族全員で大切に頂きました。熟れたスイカの…
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お父さんごめんなさい、ありがとう
お父さんへお父さんが肝臓がんを患い五十一歳という若さで亡くなったのは、私が十七歳の冬でしたね。あと五年もすれば私は…