夫へ
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いつかまた会える日まで
あぁ、もうじき7回忌だね。「自分が残されたら耐えられないから、絶対先に逝くよ」と勝手なことを私に言った翌日、私を残…
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おみかん
あなた……天国で大好きだったお兄さんに会えましたか……。あなたが旅立ってから、二回目の夏が過ぎようとしています。お兄さ…
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プロポーズお受けいたします
「金婚式は盛大にやろう。俺たちで三代出来るのだ。我が家は長寿の家系だから」と、あなたはいっていたのに。私たちは金婚式…
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お父さんへ
お父さん天国での毎日には、もうすっかり慣れたでしょうか。小さい時に死別した両親、お父さんを育ててくれたおじいさん、お…
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また逢う日まで
がんの告知を受けてからも穏やかに暮らしていたあの頃……散歩中に「今、一つ叶えられることがあるとしたら? 」とあなたに聞…
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孫の顔が見えますか?
前略、もう一年が過ぎましたがそっちはどうですか?あの時、お通夜の最中に破水したお嫁さんを抱えて息子達は、病院へ走り…
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もう少しあなたと生きたかった
あなたと出会い十年の結婚生活。それも半分以上がお互いに自宅に住む別居生活で…… 。あれ程入籍しよう、同居しようと言って…
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あなたへ
あなたに手紙を書こうと思って、前回の「つたえたい心の手紙」を手に取りました。いろんな思いを込めて、そうだね、フンフ…
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私と結婚してよかったですか
結婚したばかりの頃、「私と結婚してよかった? 」って聞いたら、「そういうことは死ぬ時になって初めてわかるんだよ」って…
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主人とコーヒー
私はバスに乗るため、主人が毎日利用したバス停に向かった。久しぶりに歩いてみるとなだらかな坂道が続き、こんなに遠かっ…