母へ
-
この先も、ずっと。
何年経っただろうか。いつからか、母のいない生活が当たり前でそれがこの家族では普通なんだと思う。でもやっぱり、友達に…
-
大好きなお母さんへ
ねえ、お母さん。二人で過ごした一年九ヶ月を覚えていますか。あなたが最後の入院をした一年九ヶ月の間に、お互いに何回「…
-
母を求めて─そして今、心を重ねる
天国のお母さんへ初めて手紙を書きます。私が十二歳、妹が十歳の時に八年間難病の肝疾患を患い、私の小学校卒業を目前にし…
-
「してもらえることの嬉しさ」のバトンをつなぐ
私たち家族に余命三ヶ月と告知があり、その通りにあなたが逝ってしまってからもう二〇年も経ちました。 痛み止めの麻酔の…
-
母ちゃん、ありがとう
昨日まで、あんなに楽しそうに話していたのに、眠ったまま逝ってしまった母ちゃん。伝えたい事も、してあげたい事も、たく…
-
笑いながら逝った母さんへ
母さん、今年も又たくさんの秋茜が、山から里へおりてきて、羽をすりあわせ、夕焼の中で赤く光りながら、地下水脈をもとめ…
-
天国のお母さんへ
拝啓 フサちゃんの安らかな最期を看取る事ができてから三月が過ぎようとしています。そちらへ行ってからすぐにお父さんに会…
-
母とおばちゃん
母は父親が軍人で戦時中も何不自由無く暮していました。しかし父親が戦死「食いっぱぐれが無いから」と言われ農家に嫁いだの…
-
待てど暮らせど
「私です!」 二か月前に亡くなった母さんの声が電話から聞こえてきたのには驚いたなあ。 一瞬、あなたが生き返ったのかと…
-
母の干ぴょう
「お母さん、あれなぁに?」電話の向こうで、さも嬉しそうに、面白そうに笑う声。「アッハッハッ」「うす茶色の麻縄みたいな…