父へ
-
父の植えた「桜」の木
お父さん。庭にあなたが植えてくれた「桜」の木、やっぱり、さくらんぼでしたよ。ほら、僕も妻も言ったでしょ。「花の終わ…
-
初めて「おやじ」と呼んだ日
あなたのことを、「おやじ」と呼んだことは一度もなかったですね。幼い時分は、もちろん「お父さん」と呼んでいたけれど、…
-
親父の卵焼き
親父が最後に卵焼きを作ってくれたのは、お袋が入院していた時のことだった。親父が作ってくれる卵焼きは、お袋が作ってく…
-
また会おうね! お父さん
お父さん、お元気ですか? お父さんが、亡くなって、二年が経ちます。お父さんに感謝している事、沢山ありますが、一体何…
-
お父さんとのおしゃべり
突然お父さんがいなくなって、もうすぐ3年になるね。私との電話のあと、2時間後に心筋梗塞で亡くなっていたなんて。出先…
-
父親の気持ち
父さん、今日息子を駅まで見送りに行ってきました。三十年前の僕と同じように。あの日、父さんと母さんが僕を見送りに来て…
-
父への詫び状
父さんがあの時死んでしまうと予想できたら、どんなに病院の先生に反対されても、きっと家に連れ帰ったのにと悔やんでいま…
-
天国の父さんへ
父さんが亡くなって、もう四半世紀が過ぎました。でもいつも襖の向こうに父さんの存在を感じています。私は小学校の時に「…
-
父の墓前で
おやじ、今、六十二歳をやってるよ。体力は落ちてきたけど、まだまだがんばってる。それにしてもこの夏は暑かった。家の周…
-
父と青森駅
お父さん。青森駅の、たった十数秒の出会いでしたね。東京からの夜行列車が青森駅に着いて、連絡船に乗るために桟橋に向か…