父へ
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あの時の涙を忘れない
今年も、あの八月十五日、終戦の日がやって来ました。ずっと同居していた、夫の父である義父は、昨年九月九日に、満百歳で…
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父の文箱
お母さんが、とても大事にしていた黒塗りの文箱があります。あの戦争時の戦地からのお父さんの便りが全て納めてあります。…
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同級生のお父さんへ
同級生のお父さんへお父さん、わたし、お父さんと同級生になりました。五十二歳で、早すぎると言われて旅立った、お父さんに…
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何処かでお会い致しましょう。
平成三十一年春。八十八歳。父の闘病生活が終わりました。お父さん、ずいぶん長い闘病生活になりましたね。今はもう痛いと…
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冷たい百円玉
小学生のころ、週末になるとよくおつかいをたのまれて、近くのコンビニに行きました。お父さん、覚えていますか。おつりが…
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言えなくて、ごめんなさい
知らせを受けて病院に駆けつけた時、もう意識が無かったお父さん。八十歳でも、また元気になれると思っていたのに。お父さ…
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父の娘
お父さんそちらでもうお母さんには会えましたか?「お父さまがまだ生きていらっしゃって、お幸せね」六十代半ばの私の年代…
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お父さんへ
お父さんが旅立って10年がたちます。そちらはどうですか。私は相変わらず忙しく走り回ってます。少しは落ち着いたらと思い…
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お父さんごめんなさい、ありがとう
お父さんへお父さんが肝臓がんを患い五十一歳という若さで亡くなったのは、私が十七歳の冬でしたね。あと五年もすれば私は…
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お父さんへ
「ホーホケキョ・ケキョケキョ」鶯の声だ、上手になったね。ちょっと前までは、へたっぴいで一生懸命練習してたの知ってい…